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まんがとこらむ❤︎

 

 

 山田❤︎参助
 飯田❤︎華子
北村❤︎早樹子

二十四の瞳ちゃんは目玉が全身に二十四個ある女の子です。

わたしはどどどどど近眼なので眼鏡をはずすと視力0.05とかそれぐらいなのでほぼなにも見えない。おまけに目玉が小さすぎるのでコンタクトが入らず眼鏡以外の選択肢がない。なのでつい最近まで温泉という場所の楽しみ方が全く分からず、なんも見えないので不安しかなくてせっかく温泉に行っても家でシャワー浴びるときとさして変わらないスピードでばばばっと洗って一瞬だけお湯のはしっこに座ってぬくまって即出る、トータル15分、とたいへん損をしてきた。ところが先日とある場所で、なにゆってるの温泉は眼鏡持って入るんだよ!と教わり、それを実践してみたところ、温泉とはなんたる愉快なエンターテインメント劇場なのかと感動した。あんなにも女体をしっかりと観察出来る施設は他にあるまい。おばあさんの年季の入ったたわんだ乳&腹&尻は本当に人それぞれ造形が違って、そして陰毛の濃さも本当に人それぞれで興味深い。うそやんパイパンかよこのおばさん、とか思ってもよーくみると色素が薄まった毛がひっそり控えめに生えていたりして感動する。パンツの線やブラジャーの線なんかもくっきり肉自体に刻まれていたりするとオオっと思う。しかしそんな風に色とりどりの身体を目 の当たりにして涎を垂らし ていると、はっと身体じゅうがこそばゆくなって我に返る。わたしの身体の上をサワサワと多量の視線が這い回っているではないか。なんでなん。みんななんでそんな見てくるん。

二十四の瞳ちゃんは目玉が全身に二十四個ある女の子です。

千絵❤︎ノムラ

 横浜生まれ、横浜育ちの私にとって横浜は普通の街でした。横浜=オシャレとよく言われますが、正直その意味がずっとわかりませんでした。海があるから?港があるから?…オシャレと言われてもピンとこず、幼少時代のみなとみらいの閑散さには嫌気がさしたほどです。何かあれば東京へ遊びに行きました。東京の学校に通っていたのも横浜離れの大きな要因だったと思います。 そうはいっても横浜にも思い出はあります。中学生の頃、元町のチャーミングセールへのお出かけは母親との毎年のお約束でした。チャーミングセールとは、元町の商店街が年に2回開催する恒例のセールです。まだ何を着ていいか悩んでいた微妙な思春期、元町に行っては見よう見まねでオシャレな洋服を模索していました。 "横浜=オシャレ"の理由には、おそらくこの元町が大きく関わっていることでしょう。かつて元町は外国人向けの商店街で栄え、明治時代の文明開化を支えてきました。1970年代に一世を風靡したハマトラファッションは、元町の有名ブランドである鞄のキタムラ、洋服のフクゾー、靴のミハマなどにより生み出されたものです。 母親はミハマの靴とキタムラの鞄を持っていました。ですが大人になった私は持っていません。でも、いつか、その横浜の正装に身を包み、山手のレストランでディナーを嗜み、そして山下公園前の伝統あるホテルニューグランドで結婚式を挙げるのです。

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